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TOP > 画像処理って? > 画像処理の基本 > カラー抽出 カラー抽出 これまで画像処理は、グレー画像に対して行うものが多かったのですが、最近は工業用のカラーカメラも増えてきたため、カラー画像に対する処理もよく見かけるようになりました。カラー画像を今までのようにグレースケール変換して画像処理を行うのではなく、カラー画像からある色の範囲を抜き出す処理もそのひとつです。 HLSでの範囲指定 「デジタル画像」のページでは、カラー画像の説明として、Red(赤)/Green(緑)/Blue(青)の画素値について説明しました。カラー画像を扱う場合、このRGBだけでなくH(色相)/L(明るさ)/S(鮮やかさ)を使う場合もあります。 HLSは、Windowsでは色の設定ダイアログボックスを開くと、同じような値を見ることができます。画面右下に「色合い」「鮮やかさ」「明るさ」という項目があります。「色合い」がH(色相)と同じです。 RGBはある程度均一な色を抽出するのには向いていますが、同じ色味でも明るさが違うものも抽出したい場合などに、抽出範囲を選択することが非常に難しくなります。 例えば、色の設定ダイアログボックスで青色(R:0 G:0 B:255)を選択し、画面右側の色の選択範囲で、真下の方向に選択した場合、色合いや明るさの値は変わりませんが、色の見た目やRGBは全く違う値になります。 H:160 L:120 S:240 R:0 G:0 B:255 H:160 L:120 S:125 R:61 G:61 B:194 H:160 L:120 S:36 R:108 G:108 B:147 上記3つの例の色を選択する場合、RGBで範囲指定しようとすると、RおよびGは0〜108、Bは147〜255するのは無理があります。 以下の画像のように微妙な色合いの場合、RGBとHLSでは抽出結果が異なります。必要に応じて使い分けると良いでしょう。
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